TOP MESSAGE

トップメッセージ

持続可能な社会への貢献

当社は、1878年(明治11年)の創業以来、祖業の「繊維」で培った要素技術を活かし、発展させ、数多くの製品やシステムを開発してまいりました。「創意を生かし、社業を通じて社会に貢献する」を社是に掲げ、「命と暮らしを守る製品を提供すること」を使命とし、現代の「サステナビリティ経営」や「CSV経営」に通じる事業活動を長年にわたって展開してまいりました。

創業者である芦森武兵衛は、「綿糸こそ産業興隆の先駆を成すものであり、これからの時代の需要を高めるだろう」と、伝導用綿ロープの国産化を日本で初めて成功させ、日本紡績業界の近代化に貢献しました。戦後は事業の多角化を進め、ゴム内張り消防用ホースやガス管等の地下管路の更生工法「パルテム」など、日本初の開発を手掛けてまいりました。

1980年、当社が開発に成功した管路更生工法「パルテム」は、繊維や消防ホースで培った独自技術を応用して開発した「非開削工法」です。国内インフラの老朽化が問題視される以前から取り組み、開発した工法で、環境負荷を低減できる非開削の特徴を活かし、下水・上水・農水・ガスなどの分野で幅広く採用いただいております。
近年では、異常気象による自然災害の復旧対応のための防災関連資機材の製造・販売や物流業界の「2024年問題」に着目した物流省力化商品の販売拡大等、時代のニーズに対応した製品・システム開発に取り組んでおります。

また、自動車業界は、大きな変革期を迎えており、今後ますます電動化、自動運転化が進展するものと思われます。当社は自動運転にも対応した次世代の安全部品システム開発に経営資源を投入し、「交通事故死ゼロ」を目指した活動を続けてまいります。
安全で豊かな社会の実現に向けて、グループ会社を含め国内外全ての役員および従業員が、現在の重要な経営課題であるサステナビリティにこれまで以上に取り組むことが企業としての必須要件であり、芦森グループの存在意義と考えております。

今後もご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

取締役社長財津 裕真
取締役社長 財津 裕真