エアバッグ
シートベルトを補助する乗員保護装置としてエアバッグに対する認識が高まり、アメリカでは装備の実質的な義務化、日本では法制化はされていないものの、安全意識の高まりからほとんどの車で標準装備(前面衝突用)となっています。
当社では、時代に先駆け1986年に開発に着手し、1989年には量産を開始しました。現在では車両の持つエネルギー吸収特性を高精度に再現できる油圧式衝突試験機を導入するなどして、車の特性に見合った性能を正確にチューニングし、エアバッグの性能の向上に努めています。
エアバッグの作動のしくみは、衝突が発生すると自動車に取り付けられたクラッシュセンサーがこれを感知し、マイクロプロセッサー搭載の電子式診断ユニットが判定後、ガス発生器の点火装置を働かせ、推進薬の高速燃焼によって噴出されたガスがバッグを膨らませるというものです。ここには、当社が培った数々の最先端技術が詰め込まれています。